2022.9.7 銀座王子ホール
今回の王子な午後は「雨」がテーマの80分。雨の歌はたくさんあるけれど、そこはやはり加藤さんの雨の歌を中心に構成した。本当をいうと「彦星哀歌」にも「洒涙雨(さいるいう)」という言葉があるので入れたかったが、去年の「ハートブレイクな午後」でも歌ったばかりなので今回は我慢した。
セットリストは以下のとおり。
シューベルト 魔王
文部省唱歌 冬景色
梁田 貞 城ヶ島の雨
小林秀雄 落葉松
雨にぬれても(Raindrops keep fallin' on my head)
加藤昌則 夢の雨
加藤昌則 しぐれ街
加藤昌則 そこにある歌
加藤昌則 「花と鳥のエスキス」より あたらしい日がくるたびに
雨に唄えば(Singin' in the Rain)
Bis
はじまりはいつも雨
金木犀と雨
「魔王」の暴風雨に始まり、様々な雨で繋いだ。メインはタイトルとなった「雨に唄えば」。この曲を選んだら、もう逃げられない。タップダンスを披露しなくてどうする?だって私は宮本益光だもの(意味わからんし)。王子ホールにタップ板を持ち込んでカタカタやったのはおそらく私だけだろう。ヤッホーイ。
アンコールには高校生の頃から愛唱しているASKAの「はじまりはいつも雨」。そして次女が小4のときに書いた詩に曲をつけた「金木犀と雨」を。
加藤さんの雨男が発揮されたのか、満席のお客様の応援のおかげか、外はちょうどいい具合に雨。普段はイヤなものだけど、この日は何だか心地良くて、少し傘をさすのをやめたい気分。
写真提供:王子ホール