2023.1.7 めぐろパーシモンホール
【プログラム】
❤︎加耒徹 ♠︎近藤圭 ♦︎与那城敬 ♣︎宮本益光
第1部 オペラアリア
❤︎トマ作曲:歌劇『ハムレット』より
「酒は、悲しみを忘れさせる」
♠︎モーツァルト作曲:歌劇『フィガロの結婚』より
「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」
♦︎ドニゼッティ作曲:歌劇『愛の妙薬』より
「昔パリスがしたように」
♣︎モーツァルト作曲:歌劇『フィガロの結婚』より
「私がため息をついている間に」
第2部 AROUND THE WORLD
・加藤昌則編曲:映画音楽で巡る世界一周メドレー
第3部 バンドネオンと
❤︎シュテルツェル、バッハ作曲:
あなたがそばにいれば
♠︎やなせたかし 作詞 / 木下牧子 作曲:歌曲集『愛する歌』より
ロマンチストの豚
♦︎高田敏子 作詞 / 加藤昌則 作曲
旅のこころ
♣︎見尾田みずほ 作詞 / パガーノ作曲:
黒ネコのタンゴ
第4部 with スペシャルバンド
❤︎『美女と野獣』より:愛せぬならば
♠︎『ガイズ&ドールズ』より:運命よ、今夜は女神らしく
♦︎『ニューシネマ・パラダイス』より:愛のテーマ
♣︎アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
・上を向いて歩こう(全員)
【アンコール】
・もしも歌がなかったら
一富士二鷹三茄子、そして今年は四兄弟!!
「故郷凱旋コンサート」と銘打って、ハンサム四兄弟がめぐろパーシモンに帰ってきた! あの日、各所の反対を押し切って公演タイトルを「ハンサムなメロディー」としたことは、間違いであったとしても、うむ、間違いではなかったのだ。こうして帰ってこられる場所ができたのだから。
会場を見渡すと「ハンサム」と書かれた団扇のようなグッズ、中には手作りボード持参の強者もいらっしゃって、まるでアイドルのコンサート会場さながらに、その空気は愛に満ち満ちていた。
その仕掛け人は僕たち四兄弟ではなく、このコンサートを推進してくださったホールスタッフの皆さん。僕たちはこれ以上ない程に守られていたし、お客様への細やかな配慮もそれはそれはあたたかく、何よりスタッフの皆さんご自身が楽しんでいた。
その愛に満ちたホスピタリティに気を良くした四兄弟を見て、もう何を言っても許されると思ったのだろう。スタッフのおねいさん、「お客様にサイリウムを配布しましたので、舞台上で使い方を説明してください」と、いきなりブッ込んできた。「サイリウム!?あの、暗闇で光る、アイドルのコンサートで使うアレですか?」「それです!!」したり顔でスタッフのおねいさんが頷いた。もう1日リハーサルがあったら「客席ダイブ、お願いします!!」とか言い出しかねない悪戯っ子の微笑みだ。
ハンサムの叔父こと加藤さんのニューアレンジ「上を向いて歩こう」で、客席が暗くなり、そのリズムに合わせて僕たちの歌声は、光の波をくぐりながら舞った。確かに舞っていた。あんな景色、舞台上で見る日が来るなんて、想像したことすらなかった。あの一体感、僕ら四兄弟は一生忘れることはないだろう。サンキュー!ヒュー!
ヴァイオリン・林周雅さん、コントラバス・藤井将矢さん、バンドネオン・北村聡さんの素晴らしいサポートを得て、2023年、今年のハンサム活動がスタートした。サッカーの観客が「サポーター」なら、ハンサム四兄弟のお客様は「ご親戚」ですよ。
今年もハンサム活動、略して「ハン活」、皆様と一緒に楽しんでいきたいと思います。