明日この世が終わるとしても



明日この世が終わるとしても

詩・曲 宮本益光

鳥は空を疑わず

魚は水を恐れない

私は人を疑って

そして何かに怯えている

 

花は季節を間違えず

けものは命に迷わない

私は季節を見落として

そして命を惜しんでいる

 

明日この世が終わるとしても

空の青さに染まれるか

星の海に浸れるか

 

明日この世が終わるとしても

私は歌を残せるか

愛を信じていられるか

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【収録情報】

2023年5月

バリトン:宮本益光

ピアノ:髙田恵子

収録協力:グラフィックデザイナー 髙木龍之介

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【宮本益光コメント】

友人の素晴らしいピアニスト、朴 令鈴さんから「新しい日本の歌を…」と依頼を受け一曲書いたのですが、もう一曲、タイプの異なる曲を書きたくなってできたのがこの作品です。

盛田麻央さん、朴 令鈴さんという名手二人が初演してくださることは分かっていましたので、お二人の音色を想像しながら書く作業はとても幸せな時間でした。

 

ソネット形式のこの詩は「~できるか」と問うばかりで、不安すら覚えるかもしれませんね。しかし私が描きたかったのは生きる希望です。生きる上で迷わない人はいませんが、不安もこうして歌い上げることで希望へと変わるそんな想いを曲に託しました。ピアノパートの刻みは命の鼓動です。

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【初演データ】

2021年10月19日 浜離宮朝日ホール

Sop.盛田麻央 Pf.朴 令鈴

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